まのにっき。

日常のメモ書きやらをつらつらと。

星月夜の邂逅

学生時代、所謂、山籠り勉強合宿みたいな行事が思いつき?で開催されたことがある。
当時ぼっちだった真音さんは、ここにリラックマのTシャツを部屋着に持っていったことでさらに浮くことになる。クマキャラ収集家に悪い意味で目をつけられるし、雪の舞う山に半袖は確実に寒いのだ。やめておけ。

それでも、普段絡まない子と同じ班になり、かなり良くしてもらった。
本来なら星空観察のはずだったが自由参加になり、さらに雪が降ったことにより皆雪遊びに興じていた空き時間、真音さんは一人外に出た。星は好きだったので、暇潰しがてら少し見てみようかなんて。どうせ部屋にいてもつまらないことは確定事項だったのだ。
まさか同志を見つけるなんて思ってなかったんだ、しかもその子も一人だったんだ。
話しかけるつもりなんてなかったのに、うっかり見つかってしまって、少し話をした。幸運なことに、その子は真音さんの苦手なタイプではなかった。
その後もたまに話をして、思い切って連絡先を聞いたのは雪が解けたころだった。その子とは、今でも交流がある。